長期避難者の生活再建に関するインタビューを実施しました。

協働プロジェクト学修 県外避難継続者の「福島とのつながり」を考える班

 震災・原発事故から14年が経過した現在でも、県内外には約3万人の「避難者」が存在しています(復興庁HPより一部引用)。日常生活を営んでいた地域から震災と原発事故を機に県外または県内の安全な地域に避難した方々は、時間の経過とともに元いた地域の情報やコミュニティとのつながりが希薄になりやすい状況にあります。
 協働プロジェクト学修 県外避難継続者の「福島とのつながり」を考える班では、そうした方々との交流や調査を通じて、福島との「つながり」をいかに維持し、避難者の震災経験の困難さを伝えていくかについて、コミュニティや記憶の継承の観点から考察していきます。

 8月6日 学生たちは、特定非営利活動法人みんぷく郡山拠点様にお伺いしました。インタビューのなかで、福島県内の主に県中、県南、会津地方の復興公営住宅で長期避難をされている方々の支援や課題状況についてご説明をいただくとともに、公営住宅団地内のコミュニティ形成や、避難先コミュニティとのつながりをつくる難しさ、避難者自身の自立と自律を促すための支援方法などをお聞きすることができました。

 学生たちは、みんぷく様の支援活動を通じ、福島県や他地域で発生する災害に今後どう生かしていくかの意見交換を行うなかで、災害発生地域における支援の仕組みや取り組みについて学びを深めました。