【出前講座】子ども教室@コミュニティハウスにじいろ 開催報告
令和6年12月21日に、川内小中学園内にある「コミュニティハウスにじいろ」で出前講座を開催しました。
当日は、福島大学教育推進機構の千葉 偉才也 特任准教授の進行のもと、食農学類のヂディディ・サレム 研究員が「私がチュニジアから福島に来たワケ」をテーマにお話しいただきました。母国チュニジアを離れ、福島県で研究を行っている理由について、異文化理解と研究紹介の両面からご紹介いただきました。
異文化理解としては、チュニジアの文化や歴史、アラビア語の紹介をはじめ、現地で日常的に食されているデーツの試食も実施され、子どもたちは興味津々の様子でした。
デーツの試食では、初めて口にする味や食感に驚く子どもたちの姿が印象的でした。また、チュニジアという国名を初めて聞いた子もいましたが、社会の授業で学んだ世界地図を思い出して「ここだ!」と指差すなど、学びを活用できたことを喜ぶ様子も見られました。
異文化理解で盛り上がった後は、サレム研究員による研究の紹介が行われました。福島県二本松市でのこれまでの活動内容をわかりやすく説明し、さらに土壌を用いた簡単な実験を実施しました。実験では、子どもたちが土壌に浸透する水の変化を真剣に観察しながら、研究の面白さを肌で感じる場面がありました。
こうした交流を通じて、参加者と楽しいひとときを過ごすことができました。
現地では16名の方にご参加いただき、盛況のうちに閉会となりました。
今回の経験が、参加された子どもたちの将来に何らかの形で結びつくことができたら嬉しいです。