「復興知」事業における食農学類の取り組みでは、まず、「復興知」成果の社会横断的総合化・実装展開を目的に、浜通り地域の農業・農学の復興のため、これまでの大学等による「復興知」成果や、研究・教育プログラムにおける個々の成果をもとに、「知識・知見・技術等の横ぐしをさす」分野間の連携と連動した活動を実施しています。 また、「福島大学『復興知』エクステンション」展開として、これまで福島大学食農学類で実施してきた「福島フォーラム」ならびに「出前福島大学講義・講演」を充実・発展させて実施しています。

「復興知」成果の社会横断的総合化・実装展開

浜通り地域における農業・農学の復興のための、これまでの大学等による「復興知」成果や、研究・教育プログラムにおける個々の成果をもとに、「知識・知見・技術等の横ぐしをさす」分野間の連携と連動を目指します。

主な取り組み
(1)土壌改良手法の高効率化とモデル展開整備
(2)除染農耕地の特性解析および土壌肥沃度の回復と収量の増加・低投入持続的生産技術の構築
(3)「もうかる農業」のためのシステム構築

福島フォーラム

荒井聡教授

福島大学が蓄積してきた「復興知」(全国の大学等が有する福島復興の資を)知を、南相馬市、川内村、大熊町、飯舘村の住民の方々を中心に人々に広く教授することを目指します。

これまで福島大学ならびに食農学類を中心に実施してきた取組を発展させ、学外の専門家や研究者を招聘して充実させるとともに、復興農学会等の学協会と連携して実施することで、福島大学が農業・農学分野における「復興知に横ぐしをさす要」となることを目指しています。

出前授業

福島大学「復興知」事業で展開した「復興支援研究」(福島県浜通り産米の「食と農の特性」の明確化他)を通じて得られた成果をもとに、南相馬市、川内村、大熊町、飯舘村の小中高生を対象とする出前授業を実施しています。

また、農業従事者、地域や自治体・団体・企業等に還元して地域展開を図ることにも取り組んでいます。